町政
令和6年度 矢祭中学校卒業式(令和7年3月13日)
町長祝辞
穏やかな陽射しと柔らかな芽吹きの香りが春の訪れを感じさせる今日の佳き日に、矢祭中学校の卒業式が挙行されること、心よりお慶び申し上げます。
只今、卒業証書を授与された42名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
これまで皆さんを温かく見守り導いてくださった先生方やご両親、ご家族の皆様と共に今日の栄えある門出をお祝いできることを嬉しく思います。
皆さんにとって、矢祭中学校で過ごした3年間は、どのような時間であったでしょうか。これまで以上に、勉学に励んだ人もいれば、部活動での活躍を目指し、運動に打ち込んだ人もいるでしょう。普段の学校生活や各種行事、休日のイベントなどを通して、かけがえのない友との友情を育む時間でもあったのではないでしょうか。
今、隣にいる友達もこれからは、将来の夢に向かって別々の地域、高校へと歩まれると思います。別々の道を歩んだとしても、一緒に学んだ友達のことは、一生忘れる事はありません。大切にしてください。そして、それぞれの夢に向かって、自信を持って頑張ってください。皆さんの進むべき道は、決して平坦ではありませんが、皆さんには家族や友人、大勢の理解者がいます。どうしても解決できないときは、一人で悩まず、先生や友達、そして何よりご家族に相談してください。決して、一人ではありません。いつか必ず大きな実を結ぶことになると信じています。固い意志と困難に挑戦する勇気をもって、多くの出会いと一つ一つの努力の積み重ねを大切に歩んでいただきたいと思います。
元大リーガーのイチロー選手が日米で野球の殿堂入りを果たしました。大リーグでの選考では満票での受賞が予想されておりましたが、惜しくも一票残しでの殿堂入りとなりました。イチロー選手は決定後のインタビューで「一票足りなかったことで、不完全だから進むことができる」と答えています。一票足りなかったからこそ、その票を認めてもらうために頑張れるとも言っています。
皆さんも将来の大きな夢を実現するため、通過点としての目標を一つ一つクリアし、一つの目標達成で満足することなく夢に向かって挑戦し続けていただきたいと思います。
皆さんが中学校一年生のときに始まった「まちの未来を語る会」も今年度で3回目となりました、皆さんからいただいた意見は、町にとって、とても貴重な意見であり、実現もしてきました。質問や意見など積極的に発言する姿に、町の将来像を一緒に考えていきたいという強い気持ちが感じられ頼もしく思えました。
今後は高校生、大学生、20代など若い世代からのご意見もお聞きしたいと考えておりますので、その際は皆さんも是非参加し意見を出していただきたいと思います。
結びに、今日まで長い間、ご指導くださった校長先生をはじめ、諸先生方、また、日頃より子供たちを見守り、ご支援を賜りました地域の皆様に深く感謝を申し上げますとともに、これまで慈しみ育ててこられましたご家族の皆様に深く敬意を表し、心からお祝い申し上げます。
卒業される皆さんの、更なるご成長とご活躍を心からお祈り申し上げ、祝辞といたします。
本日は誠におめでとうございます。
令和7年3月13日
矢祭町長 佐川正一郎
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