毎年9月24日～30日は、「結核予防週間」です。

　令和5年度の標語は、「いまも1日平均28人が結核と診断されています。」です。

　結核は、結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気で、発病し重症化すると、咳やくしゃみのしぶきに結核菌が含まれ、知らないうちに周りの方に感染させてしまう可能性があります。

　福島県内では令和4年に82名の方が新たに結核と診断されており、そのうち7割近くが65歳以上の方です。

　結核は、決まった期間毎日きちんと薬を飲めば治る病気です。

　咳、痰、微熱、体のだるさが2週間以上続いている、急に体重が減った等の症状があったときには、結核を疑い早めに医療機関を受診しましょう。

高齢者の結核は発見されにくいです

　高齢者の結核は咳や痰等の目立った症状があらわれにくいことが特徴です。食欲がない、元気がない等、日頃からの健康状態に注意しましょう。

　65歳以上の方は、結核の健康診断を受診する義務がありますので、年に1回は胸部レントゲン検査を受けましょう。

　また、健診等で胸部レントゲン検査の精密検査が必要となった場合は、自覚症状がない場合も必ず受診しましょう。

生後1年までにBCGを接種しましょう

　BCGは結核に対する免疫をつけて、乳児の重症化を防ぐ予防接種です。

　生後5～8か月（遅くとも1歳になるまで）に必ずBCGを接種しましょう。

• 2023年9月15日
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